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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

置花籠 [55-024]

置花籠

  • 口径9.5cm×高さ20cm×高台径7cm

磨きの竹を使用した網代網の花籠である。半分よりやや上で編み方を変えアクセントとしている。口造りは、編み地を幅10mm程の煤竹で外と内側から挟み、皮籐で細かく巻き留めている。

置花籠 側面 置花籠 底

置花籠と花
蛍袋、額紫陽花、アスチルベ

Flower basket

  • H.20cm(7.9″), Caliber.9.5cm(3.7″)

This flower basket was made by twill plaiting with Migakinotake. Being changed the plaiting as accent in the middle of the body. At the rim stitching, it was stitched with split rattan lines after setting about 10mm Susudake to the outer and inner ground.

煤竹 手付置花籠 [55-023]

煤竹 手付置籠花入

  • 口径9.5cm×高さ24cm×全長37.5cm

竹編み籠が持つ規則的で繊細な網目模様が特徴の花籠である。麻の葉編みで底より編み始め、立ち上がりから全体を編み進める。上部三分の一には籤のような細い竹を捻りながら編み、四段入れて口造りとなる。口造りと首辺りは、幅10~12mm位の竹を外と内にあてがい編み目を挟み、皮籐で細かく巻きながら留めている。持ち手は両端を底部分に差し込み、また持ち手の中心には皮籐で巻きながら飾りが施されている。

煤竹 手付置籠花入 側面 煤竹 手付置籠花入 高台

煤竹 手付置籠花入 花
宝鐸草、虫取り撫子、都忘れ、縞葦

手付置花入 [55-022]

手付置花入

  • 縦16cm×横15cm×全長44cm

晒し竹の表面の皮を薄く削り取った竹(磨きの竹)を使用、一定の幅(3.5~5cm)にし、予め作品の形に竹を曲げて形作り、組み合わせた作品である。底の部分を十字に重ね合わせ立ち上げ、胴の部分で根曲がり竹を巻き皮籐で留め、他の部分に於いても何カ所か皮籐で留めている。手の部分は両脇の竹を長くとり、底から立ち上げたまま上方までのばし飾り手としている。

置花入 側面

スイートピー、バラ、ドラセナ
スイートピー、バラ、ドラセナ

煤竹 手付置花籠 [55-021]

煤竹 手付置花籠

  • 横18cm×高さ42cm×口径12cm×高台径9cm

底から編み始め、まず放射線状に竹を重ね皮籐で三段程青海編みを入れ、立ち上がりから茣蓙目編みでふっくらと編み上げている。飾り手には煤の篠竹を、口造り、高台には根曲がり竹を用いており、どちらも皮籐で細かく巻きながら飾りを施し留めている。上部に根曲がり竹で輪を2本付け、その間には藤蔓の飾り結びが施されている。表面は拭き漆で艶を出し繊細の中に素朴さも感じられる作品である。

側面と持ち手 底部分

チューリップ、ガーベラ、アストロメリア、玉羊歯、アジアンタム 蝋梅、ガーベラ、千両、緑の葉
左/チューリップ、ガーベラ、アストロメリア、玉羊歯、アジアンタム
右/蝋梅、ガーベラ、千両、緑の葉

煤竹 盛籠 [55-020]

渦巻き状の籠

  • 縦31cm×横34cm×高さ16cm

根曲がり竹の煤竹を使用した珍しい作品である。長い竹をそのまま、底の中心から渦巻き状に巻き、途中で竹を継ぎ足しながら、4本の竹で全体の形を作成している。竹と竹との繋ぎにあたっては、竹づくりをして細く薄くした根曲がり竹を、巻きながら留めている。フラワーアレンジメントの盛り花を入れても面白いかもしれない。

渦巻き状の底 表 渦巻き状の底 裏 側面の継ぎ目

Basket for multiple use [55-020]

This basket was made of sooted Nemagaridake. It has spiral plaiting base and formed of four native long bamboo with joinning them. Joints was attached by reeling splitted Nemagaridake. How about using this basket for the flower arrangement?

置花入 [55-019]

置花入

  • 口径14cmと17cmで歪な形 高さ29.5cm 胴回55cmと57cm

作品全体に根曲竹を使用している。底より麻の葉編みで編み始め、立ち上がりより胴を石畳編みと四つ目編みで編み進めている。胴部分では、2種類の編み方を交互に組み合わせることで、独特な凹凸形状になっている。さらに石畳編みの部分には黒漆と朱漆を、四つ目編みの部分には漆の上に銀粉を施し、燻し銀の風合いに仕上げた。口造りでは、外側と内側から挟むように竹をあてがい、細い竹で巻きながら留め、その上から仕上げとして皮籐による飾り結びを施している。また径14cmで幅12~3mm程の煤竹を、ささらをあてがいつつ皮籐で細かく巻きながら、高台として取り付けている。茶道具制作から離れた、いわば独立したオブジェとしての要素が強く、作者の遊び心が感じられる作品である。

底の部分
高台の直径14cm
側面の石畳編み 口造り

Flower Basket [55-019]

  • H.29.5cm(11.6″) x W.14cm(5.5″) x D.17cm(6.7″)

This flower basket was made of Nemagaridake. The basket has a hemp leaf pattern plaiting base and a combination body of square and Ishidatami plaiting. The body has an unique uneven surface since it was made with two kinds of different plaiting techniques. The surface of basket feels like an oxidized silver because it was applied silver dust to Ishidatami plaiting and applied black or red lacquer to square plaiting. At the rim, it was touched bamboo, stitched finely with split bamboo, and decorated with split rattan lines. At the foot, it was made of Susudake and attached by stitching with split rattan lines. This work is an isolated art from tea-things, and it was made with Kusai’s humor.

煤竹櫛目編 置花籠 [55-018]

煤竹櫛目編 置花籠

  • 縦13.5cm×横13.5cm×高さ24cm

煤竹を使用している。煤竹の縄目による色の濃淡や節を規則的に並べる事でアクセントとし、モダンな雰囲気が感じられる。予め底の形に折り曲げた竹を並べて皮籐で留め、2組を重ね合わせて底を作る。口造りについては、縦に並んだ竹を内と外から根曲竹で挟み、その上から細く割った根曲竹で巻いている。

煤竹櫛目編 置花籠 口造り 煤竹櫛目編 置花籠 下部分 煤竹櫛目編 置花籠

煤竹櫛目編 置花籠
紫蘭、升麻、縞葦

煤竹 砧置花籠 [55-017]

煤竹 砧置花籠

中国の龍泉窯青磁の一種「砧青磁」をとらえて煤竹で造られた籠である。四つ目編みで底部分を、立ち上がりから首までをざっくりと編み、首の部分は竹の半分を使い編み上げ、残りの竹は胴の部分へ流す様に差し込み留めている。口造りは共の煤竹で細かく巻きながらボリュームを出し仕上げられている。

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