推薦
空齋さんの作品には独特の味わいがある。彼が白髪白髭を風に靡かせて飄々と歩く姿はまさに寒山拾得の仲間である。そのとぼけた風格がそのまま作品に現れるから面白い。若い頃有名な琅玕齊に竹芸を習ったというだけあって、唐物風の纖細な竹編みを得意とするが、それがいわゆる精巧な唐物写しではなく、多少稚拙味を帯びて、ザングリした雅味をもつから、お茶に適うのである。迂生も夏になると彼の新案工夫に成る竹編み漆塗りの茶碗を十数年愛用しているが、年々その風雅な味わいが増していく。この度の個展にも、花篭・茶杓・竹花入など、いろいろなものが出品されるようである。何卆ご一覧、応援して上げて下さい。
数江 瓢鮎子
