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制作者紹介

蛤谷空齋の紹介です。

蛤谷空齋(はまやくうさい)

蛤谷空齋

蛤谷空齋(はまやくうさい、1918-1995)は独得の世界観に基づき、芸術性の豊かな竹工芸品を世に送り出した。戦後、博物館や美術館へと足を運ぶ傍ら独学で竹工芸術を始めた空齋は先人達の作品から多くを学び、竹工芸を自身のものにしていった。

初期の作品(30歳代)では花籠が中心だが、後に制作対象を茶道具へと拡げ、竹と漆とを調和させたユニークな作品を制作した。同時期、数江瓢鮎子先生から助言を受けるなど、人々から注目を受けるようになる。書物とともに博物館や美術館などに熱心に足を運び、竹と漆との調和を実現した作品を数多く制作。晩年は自宅を「痩蛙庵」と名付け、茶道具に対する強い制作意欲を持ちつづけた。竹の持つ繊細さを生かしつつ使いやすさをも兼ね備え、かつその中に美をとらえた空齊の作品はまさに美術品と呼ぶにふさわしく、今なお多くの人々を魅了している。趣味は絵、書、篆刻。愛読書は良寛、道風など。

略歴

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