- 口径14.5cm×高さ17cm
一本の竹から二重に籠を重ねた斬新なデザイン。繊細かつ高度な技術から生まれた作品である。直径約5cmの煤竹を18等分し、更にそれぞれを4当分した竹をかわ(表面)とみ(内側)に分ける。みの部分で内側を編み、その周りを覆うようにかわの部分で外側を編み上げる。表面には煤の竹籤をカーブを付け編み進め動きのある飾りとなっている。口造りは、編み地を幅8mm程の根曲がり竹煤で外と内側から挟み、皮籐で細かく飾りを付けながら巻き留めている。花を生ける時は掛けた方が安定は良いが、置籠として部屋に飾るのもお薦めである。