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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

手付茶籠 [00-004]

手付茶籠

  • 縦21cm×横17.5cm×高さ17cm

煎茶用として作られた茶籠で素朴な雰囲気、野趣のある作品である。鉄線編みの底部分から編み始め、立ち上がりより編み方を変え、上半分は網代編みである。胴より下の部分には幅7mm程の煤竹を縦に並べ、その上下を幅13mm程の煤竹の縁で外と内から挟み込むように皮籐で細かく巻きながら留め付けている。蓋・掛子蓋は2本取り鉄線編みで、立ち上がりから網代編みである。本体の内側、蓋の内側、掛子蓋の外側には和紙を貼り、その上から黒漆を施している。持ち手には根曲がり竹を使用し、皮籐で細かく巻き飾りとしている。

手付茶籠 手付茶籠 手付茶籠 手付茶籠 茶手付籠 手付茶籠 手付茶籠 手付茶籠

網代提籃 [00-003]

網代提籃

提籃(ていらん)は野外での喫茶や野点などに用いる煎茶道具であるが、手前飾りの茶具としても使用する。江戸時代において医者が往診の際に持ち歩いていた薬籠(やくろう)の見立てで、一重(単式)から五段式のものまで有るようである。

煤竹を使用し全体は網代編みで二段式の提籃である。蓋や底の部分、四隅などに竹をあてがい籐皮により細かく巻き、飾りを付けながら留めている。内側は黒漆が施され、繊細かつ重厚な作品である。

  • 1979年ミタケ画廊出展作品

網代茶籠 [00-002]

網代茶籠

  • 縦20cm×横17cm×高さ18cm
  • 銘「鶴雲」

全体は玉手箱のイメージであり、四隅に籐による飾りが施され1981年の作品と同様である。この作品には煤竹の濃淡を組み合わせた編み方による煤竹特有の味わいが伺われる。紐は「唐組平源氏」を使用。

網代茶籠 網代茶籠 箱書

  • 1984年の個展に出品

網代編 亀甲茶籠 [00-001]

網代編 茶籠

全体の形は亀甲であるが、口造りは楕円である。角には唐物に見られる籐による飾りが施されている。なお、紐には「唐組平源氏」を使用している。

  • 1981年の個展に出品

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