空齋竹工芸
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蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。
2006 年 12 月 24 日
炉屏(ろびょう)とは煎茶席飾りの前に置く屏風状のものの総称である。煤竹を使用し、四つ目編みを基本にところどころ編み目を変化させた足つき一面仕上げの作品である。枠には煤の篠竹を用い、枠に溝を付け編み上げた端をはめ込み、脚には肉の厚い直径35mm程の煤竹を長さ30mmに切り、輪の状態で、皮籐で付けられている。全体に小振りである。
2006 年 8 月 22 日
全体の枠組みには煤篠竹を使用、蝶番の部分は藤蔓で結んである。ござ目編で構成され遊魚部分は所々横の竹を長く渡し魚の輪郭を形成し、銀箔を施している。其の周りを煤竹と皮籐で仕上げ、裏は一閑張りである。
全体の枠組みには煤竹を使用、蝶番の部分は藤蔓で結んである。下三分の一程は麻の葉編、上は櫛目編、途中横に渡した竹で前後を挟む形で留めている。櫛目編は煤竹の節を、高低差による変化を付けながら規則的に並べ、竹籤(たけひご)で曲線を描く様に留めている。麻の葉編の部分には二カ所飾りの竹が取り付けられているが、これは強度としても大事な部分である。
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