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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

瓢香合 [35-009]

瓢香合

  • 6cm×3cm×厚さ2cm

胡麻竹の煤竹を瓢に形取った香合で、表面には黒色の斑点模様がある。肉厚の竹を使用していることから、黒竹ではなく真竹の棹に菌が寄生して胡麻斑を生じたものと思われる。表面の斑点模様を景色とし、瓢の胴部分には結び目を彫刻し金粉が、また内側は黒漆に金箔が施されている。

瓢香合 瓢香合

煤竹蓋置 風炉用 [45-002]

煤竹蓋置 風炉用

  • 直径6.2cm×高さ5.5cm

煤竹の根本、もしくはその近辺を用いており、かなり肉厚の竹で制作した作品である。竹を切った時の鉈の痕などが景色となり面白みが感じられる。また安定感がありとても使い勝手がよい。

煤竹蓋置 風炉用 上部 煤竹蓋置 風炉用 側面

手付置花入 [55-022]

手付置花入

  • 縦16cm×横15cm×全長44cm

晒し竹の表面の皮を薄く削り取った竹(磨きの竹)を使用、一定の幅(3.5~5cm)にし、予め作品の形に竹を曲げて形作り、組み合わせた作品である。底の部分を十字に重ね合わせ立ち上げ、胴の部分で根曲がり竹を巻き皮籐で留め、他の部分に於いても何カ所か皮籐で留めている。手の部分は両脇の竹を長くとり、底から立ち上げたまま上方までのばし飾り手としている。

置花入 側面

スイートピー、バラ、ドラセナ
スイートピー、バラ、ドラセナ

煤竹網代 炭斗 [50-002]

煤竹網代 炭斗

  • 口径26cm×高さ13cm

煤竹の縄目模様による濃淡を用いて側面は交色波網代編み、底は六角形で枡網代編みで構成され、炉用として使用される。側面と底との接合部には竹の枠を付け皮籐で巻きながら留めている。口造りも同様に、内側と外側に竹の枠を付けて挟み込み皮籐で細かく巻きながら飾りを施し留めている。内側には和紙を貼りその上から黒漆を施している。

煤竹網代 炭斗 底 煤竹網代 炭斗 口造り
底と口造り

木の葉盆 [80-002]

木の葉盆

  • 全長75cm×幅21cm

煎茶手前の道具として使われる盆で、全て根曲がり竹を使用した作品である。一本の長い竹をそのまま木の葉に型取り外枠とし、その枠に結びつけながら全体を編み、葉の元の部分で一つにまとめ皮籐で巻き留めている。煎茶道具としての作品だが、抹茶の席で、夏にヤツデの葉などを敷き菓子盆として使用しても楽しむことができる。

木の葉盆 拡大部分 木の葉盆

亀香合 [35-008]

亀香合

  • 5.5cm×3.5cm×厚さ2cm

亀をイメージした香合で、肉厚の煤竹を使用している。表面は亀甲模様を彫刻した部分に金粉を、また内側は黒漆に金箔を施している。日本では鶴と共に長寿の動物として縁起の良いもの、めでたい物とされているため、お祝いの席などに使用すると良い。

亀香合 亀香合

煤竹 手付置花籠 [55-021]

煤竹 手付置花籠

  • 横18cm×高さ42cm×口径12cm×高台径9cm

底から編み始め、まず放射線状に竹を重ね皮籐で三段程青海編みを入れ、立ち上がりから茣蓙目編みでふっくらと編み上げている。飾り手には煤の篠竹を、口造り、高台には根曲がり竹を用いており、どちらも皮籐で細かく巻きながら飾りを施し留めている。上部に根曲がり竹で輪を2本付け、その間には藤蔓の飾り結びが施されている。表面は拭き漆で艶を出し繊細の中に素朴さも感じられる作品である。

側面と持ち手 底部分

チューリップ、ガーベラ、アストロメリア、玉羊歯、アジアンタム 蝋梅、ガーベラ、千両、緑の葉
左/チューリップ、ガーベラ、アストロメリア、玉羊歯、アジアンタム
右/蝋梅、ガーベラ、千両、緑の葉

手付茶籠 [00-004]

手付茶籠

  • 縦21cm×横17.5cm×高さ17cm

煎茶用として作られた茶籠で素朴な雰囲気、野趣のある作品である。鉄線編みの底部分から編み始め、立ち上がりより編み方を変え、上半分は網代編みである。胴より下の部分には幅7mm程の煤竹を縦に並べ、その上下を幅13mm程の煤竹の縁で外と内から挟み込むように皮籐で細かく巻きながら留め付けている。蓋・掛子蓋は2本取り鉄線編みで、立ち上がりから網代編みである。本体の内側、蓋の内側、掛子蓋の外側には和紙を貼り、その上から黒漆を施している。持ち手には根曲がり竹を使用し、皮籐で細かく巻き飾りとしている。

手付茶籠 手付茶籠 手付茶籠 手付茶籠 茶手付籠 手付茶籠 手付茶籠 手付茶籠

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