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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

煤竹 通筒 [80-001]

煤竹 通筒(かよいづつ)

切り花を持ち運び移動する時に使用する為の筒である。水屋に置き準備した花を入れておくにも良い。筒には煤竹を、提げ手には根曲がり竹を使用し、上下に巻いている皮籐により固定している。

雰囲気を紹介する為に花を生け撮影してみたが、床の間で花入として使用しても良いのではないかと思う。

  • 横10cm×長さ45cm 口径6cm

煤竹 通筒(かよいづつ) 梅・椿(白)
梅・椿(白)

煤竹 一重切花入 [61-006]

煤竹 一重切花入

  • 長さ30.3cm(一尺) 径5cm 4.3cm

煤竹特有の色による濃淡が表面に現れているやや小振りの作品である。棚に置いてもよいが、安定性を考慮すると掛け花入れとして使用した方が良いようである。

煤竹 一重切花入 煤竹 一重切花入
左:初雁/右:胡蝶侘助

平水指 [15-003]

平水指

  • 口径22cm×高さ9.5cm、高台径11.5cm
  • 銘「年輪」

全体を網代編みで形成し、正面に当たる一部分を残し、その他の部分には極薄い和紙を貼り表面全体を漆で仕上げている。内側は何層にも黒漆が施されている。蓋は柾割の竹を中心から渦巻き状態に巻きながら造られたものである。摘みは煤根曲がり竹の節の部分が使われている。煤竹独特の濃淡や節により年輪を表現し、生命力の神秘を感じさせる作品である。

平水指 蓋を開けた状態 平水指 蓋 平水指 正面

  • 1983年美術グラフ4月号(日本美術出版)掲載作品

手付置花籠 [55-015]

手付置花籠

  • 横23cm×奥行19cm×高さ21cm

晒しの竹を使用した手付きの花籠。二枚重ね、二本取りの透かし網代編みで底部分を編み、ささら編みを二段入れた後、立ち上がりより一本取りである。横に渡す竹の幅を変えながら胴に膨らみを付け、ささら編みで仕上げている作品である。口造り、飾り手には同じ竹を使用し竹の端の部分を前の飾りとして斜めに差し込んでいる。

手付置花籠 側面 手付置花籠 底 手付置花籠 背面

手付置花籠
キンセンカ、アジアンタム

網代編 食籠 [40-002]

網代編 食籠

  • 径21cm×高さ14cm

磨きの竹を使用した網代編みの食籠である。蓋は開き網代編み、底は枡網代編みで形成されている。編み上げた本体と蓋には、煤篠竹の縁が外側・内側から挟むように取り付けられ、印籠蓋となっている。籐を細かく巻き、飾りとしながら一定の間隔で留めている。底には煤竹の高台が付けられている。本体の内側は黒漆、蓋の内側は黒漆の上に朱漆を重ね、共に何層もの漆が施されている。蓋は研ぎ出しにより中の朱漆が表面に現れ柄となっている。

網代編 食籠 蓋を開けたところ 網代編 食籠 内部 網代編 食籠 蓋 網代編 食籠 底

斑竹 茶杓 [30-002]

斑竹 茶杓

  • 長さ18cm
  • 銘「延齢」

斑竹とは表面に紫褐色などの斑紋のある竹の総称。清代の斑竹を使用した上節の茶杓で、切止は面取で共筒である。

茶杓 箱 共筒 裏側

Hanchiku Chashaku

  • length 18cm(7.08″)
  • The inscription is “Enrei”

Hanchiku is a name of bamboo which have mottled patterns in its surface. This Chashaku was made of Hanchiku in the period of the Qing Dynasty, and has a knot at the upper center.

煤竹 置花籠 [55-014]

煤竹 置花籠

  • 縦18.5cm×横17.5cm×高さ15.5cm

煤竹を使用し、底部分は荒い四つ目編み、立ち上がりから幅の細い籤(ひご)を二重にして編む捻り編みで造られている。口造りを根曲がり竹で巻き、上部を内側に巻き込んだ様な形である。

煤竹 置花籠 上から内部を見る 煤竹 置花籠 底

煤竹網代 急須 [05-002]

煤竹網代急須

  • 横11.5cm×口径9cm×高さ7cm

把手のない急須である。煤竹の縄模様による濃淡を組み合わせながら全体を網代編みで仕上げ、内側には何層にも黒漆が施されている。蓋は枡網代編みで摘みは細い根曲がり竹の節の部分が取り付けられている。

煤竹網代急須の内部 煤竹網代急須の蓋 煤竹網代急須の底

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