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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

網代 平茶椀 [20-003]

網代 平茶椀

網代茶椀 [20-002] と同様の作品である。煤竹を使用し網代編みで制作された平茶椀である。内側には何層もの黒漆が塗られその上から朱漆を重ね最後に研ぎ出す事により模様を生み出した作品である。曜変天目茶碗をイメージしたと思われる。大変使い勝手の良い茶碗である。

置花籠 [55-013]

置花籠
芍薬

石畳編み置花籠 [55-006] と同じような編み方をした作品。

根曲がり竹を使用、底部分は麻の葉編み、立ち上がりから六つ目編みで進め、胴で大きく丸みを持たせ、次に石畳編みを入れながら首辺りを絞り、口造りを広く編み上げた籠である。根曲がり竹特有の柔軟性を生かした作品である。

煤竹 瓢置花籠 [55-012]

煤竹 瓢置花籠

煤竹を使用し、幅の細い籤(ひご)を二重にして編む捻り編みである。上半分は口部分から編み始める。そして肩に丸みを持たせながら胴で締め、さらに再び腰部分まで丸く編み進めたものである。続く下半分は、上半分とは別に菊底編みから腰までを編んだもの。これらを繋ぎ合わせることにより、瓢箪のような形を表現した作品である。胴には籤をより合わせて紐状にし、飾り結びを施しアクセントとしている。

煤竹 置花籠 [55-011]

煤竹 置花籠

煤竹特有の縄目模様による濃淡を組み合わせながら、幅15~20mm程の竹で、ざっくりと編みあげた作品である。口造り、飾り手には幾分幅の狭い(10mm)竹を使用している。

  • 1980年の個展に出品

網代 抹茶椀 [20-002]

網代 抹茶椀

煤竹を使用し網代編みで制作された抹茶椀である。内側には何層もの黒漆が塗られその上から朱漆を重ね最後に研ぎ出す事により模様を生み出した作品である。曜変天目茶碗をイメージしたと思われる。茶溜まりもあり竹とは思えない作品である。

凧 [99-001]

凧 たこ

お正月に孫へのプレゼントとして楽しみながら作った作品である。

鶴首竹花入 [66-003]

鶴首竹花入

  • 横5.8cm×長さ43.5cm

少し細めの磨きの竹を使用し、窓を長く切り内側に朱漆を施した花入れである。

鶴首竹花入 松、水仙、千両
松、水仙、千両

網代提籃 [00-003]

網代提籃

提籃(ていらん)は野外での喫茶や野点などに用いる煎茶道具であるが、手前飾りの茶具としても使用する。江戸時代において医者が往診の際に持ち歩いていた薬籠(やくろう)の見立てで、一重(単式)から五段式のものまで有るようである。

煤竹を使用し全体は網代編みで二段式の提籃である。蓋や底の部分、四隅などに竹をあてがい籐皮により細かく巻き、飾りを付けながら留めている。内側は黒漆が施され、繊細かつ重厚な作品である。

  • 1979年ミタケ画廊出展作品

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