現在のページの位置: 空齋竹工芸 > 作品

空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

炉屏 [10-003]

炉屏

  • 縦28cm×横58.5cm

炉屏(ろびょう)とは煎茶席飾りの前に置く屏風状のものの総称である。煤竹を使用し、四つ目編みを基本にところどころ編み目を変化させた足つき一面仕上げの作品である。枠には煤の篠竹を用い、枠に溝を付け編み上げた端をはめ込み、脚には肉の厚い直径35mm程の煤竹を長さ30mmに切り、輪の状態で、皮籐で付けられている。全体に小振りである。

炉屏 脚部

煤竹櫛目編 手付置花籠 [55-010]

煤竹櫛目編 手付置花籠

  • 縦18,5cm×横19.5cm×高さ34.5cm×底一辺10.5cm角
  • 銘「遊雲」

煤竹櫛目編花籠 [65-001] の作品と同型。

予め底の立ち上がり部分を曲げて形を整えた物を、縦横に重ねて四方を籐皮で細かく結び、底を作っている。側面には煤竹特有の縄目による色の濃淡や、節の配列などによる景色が伺える。胴の四隅には幅のある竹を入れて中心に膨らみを持たせ、籐皮で結び留めている。口造りは、予め四角く曲げた竹を宛い、その周りに籐皮で飾り結びを施している。煤竹の手を付けた置き専用の作品である。

煤竹櫛目編 手付置花籠 正面 煤竹櫛目編 手付置花籠 斜め 煤竹櫛目編 手付置花籠 横 煤竹櫛目編 手付置花籠 底

  • 1983年美術グラフ4月号(日本美術出版)掲載作品

Flower Basket with handle, and made with Kushime plaiting [55-010]

  • H.34.5cm(13.6″) x W.19.5cm(7.7″) x D.18.5cm(7.3″). The base is a square of 10.5cm(4.1″).
  • inscription:”You-oon”

The bamboo, bended to make the side, were piled as the base. On the side, there are light and shade of Susudake and a pattern of knots of bamboo. Wide bamboo are put in each corner of the main body, and fastened with Toucawa in order to give the swelling. At the rim stitching, the bamboo bent square beforehand is allotted, and the decoration connection is applied with Toucawa. It is a work for stand that has the handle made of Susudake.

  • It appeared in the April edition in 1983 “The Art Graph” (Nippon Bijutsu Shuppan publishing).

煤竹 蝉籠 [61-005]

煤竹 蝉籠

  • 縦17cm×横8.7cm×口径6cm

煤竹を半分に割り、底になる部分を薄く削る。半分に折り曲げ、根曲竹で巻き結んだ作品である。表面には煤竹特有の縄目模様があり、景色となっている。床の間に飾ると、あたかも蝉がとまっているかの如くである。

煤竹 蝉籠 煤竹 蝉籠

煤竹 蝉籠
木槿

Flower basket like an alcove

  • H.17cm×W.8.7cm×Caliber 6cm

This flower basket was made of Nemagaritake. A Susudake bamboo was splitted from end to end, shaped the bottom by whittling and bended. The basket has unique pattern of Susudake on the surface. It seems that the basket is a real cicada on an alcove.

置花入 [55-009]

置花入

  • 横27.5cm×高さ36cm×奥行き27.5cm

幅のある磨きの竹を使用し、予め作品の形に竹を曲げて形作り、組み合わせた作品である。底の部分を十字に重ね合わせ立ち上げた竹を途中で膨らみを持たせ四方の口造りとしている。四方の側面には漆によって金箔が施され景色となっている。角の部分に籐皮で曲線を入れ、直線と曲線とのコントラストが斬新である。生け花の展覧会用であるが、そのまま玄関や居間などに飾ると良い。

置花入曲線部分 置花入金箔部分 置花入底部分

置花入
カサブランカ

置花入 [55-008]

置花入

  • 横37cm×高さ20cm×奥行き10cm

幅のある磨きの竹を使用し、予め角を曲げ形作った竹を組み合わせた作品である。モダンな雰囲気が感じられそのままオブジェとしても良い。

置花入 置花入 底部分 置花入 底部分

煤竹 宗全籠 [55-007]

煤竹 宗全籠

  • 横28cm×高さ37cm×奥行25.5cm
  • 銘「雅静」

久田宗全好みを煤竹により写した作品である。底が長四角で、口造りは丸く、手は二本の煤竹を付け、籐の蔓で結びながら巻くように留めている。

野草のもり沢山をたっぷりと生け、野の花の重なり合う風情を楽しむのに適している籠である。

煤竹 宗全籠 煤竹 宗全籠 箱書

石畳編 置花籠 [55-006]

石畳編 置花籠

  • 口径19cm×高さ22cm

根曲がり竹を使用、底部分は麻の葉編み、立ち上がりから六つ目編みと石畳編みで仕上げた作品である。根曲がり竹特有の柔軟性を生かしこの竹のみで、胴で丸みを持たせ、首辺りを絞り、口造りを広く編み上げた籠である。

石畳編 置花籠 石畳編 置花籠 底

籠目編 手付置花籠 [55-005]

籠目編 手付置花籠 正面

  • 幅17.5cm×高さ33.5

磨きの竹を使用。籠目編みで構成され全体は六角形である。煤竹で飾り手を付け、皮籐で細かい飾りが施されている。

籠目編 手付置花籠 横 籠目編 手付置花籠 底 籠目編 手付置花籠 飾り手

籠目編 手付置花籠
蛍袋、額紫陽花、三白草

Feed

メタ情報