- 横12cm×高さ18cm 口径10cm
- 銘「菊花寿」
竹の根の部分を使用し全体に透き漆、内側は黒漆が施されている。
空齋竹工芸
蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。
2006 年 12 月 13 日
二本取りの鉄線編の底編みから立ち上がる部分で、左に流れた籤(ひご)を縦に、右側に流れた籤(ひご)を右側に流し編み上げていく片締め編みである。繊細な波のような流れを醸し出している。胴の部分にささらで捻り編を三段入れ、縦の竹を二本絡ませながら、首周りあたりから菱四つ目編で、口造りへ編み上げた作品である。首周りにも、ささらで捻り編を三段入れアクセントとしている。耳は細い煤竹をカーブさせ形を作り、その上から皮籐に依る細かい飾りが施されている。
ペルシャの焼き物を連想させ、実にモダンな雰囲気である。床の間は勿論の事、居間や玄関の棚などに飾っても良い。
茶合(ちゃごう)とは、茶を移し入れる時にその量を見計らうものである。煎茶に於いては茶則(ちゃそく)・仙媒(せんばい)とも言い、茶を点ずる時、茶量を決め急須に静かに入れる作法の用具である。
二つ割りにした煤竹を使用し、下方に節を付け、彫刻刀により細かい絵柄が刻まれた作品である。
Chasoku or Chago, they come in many forms to scoop green tea leaves from a container into the teapot.
This Chago was made of a splited bamboo. A knot of bamboo remains at the bottom.
2006 年 11 月 23 日