空齋竹工芸
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蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。
2006 年 8 月 13 日
利休所持「油竹炭斗」の写。口は丸く底は四方で大振りのため、炉用として使用される。
2006 年 8 月 5 日
了々斎好「不識棗」を写した作品。
一閑張りで外が溜で内が黒である。不識とは達磨のことで、その形が似ているところから名付けられたとされている。
ござ目編みで構成され所々横の竹を長く渡し文字の輪郭を形成し、銀箔を施してある。其の周りを煤竹と皮籐で、全体の周りを細い煤竹で仕上げている。裏は一閑張りである。
2006 年 7 月 31 日
碌々斎好「手付置籠」を、煤竹により写した作品。
二本取りの鉄線編の底編みから立ち上がる部分で、左に流れた籤(ひご)を縦に、右側に流れた籤(ひご)を右側に流し編み上げていく片締め編みである。繊細な波のような流れを醸し出している。胴の部分にささらで捻り編を三段入れ、菱四つ目編で首周りを細く締め、口造りへ広げながら編み上げた作品である。
煤竹の根本、もしくはその近辺を用いており、かなり肉厚の竹で制作した作品である。虫食いなどが景色となり面白みが感じられる。またとても使い勝手がよい。
2006 年 7 月 30 日
煤竹の節の部分を薄く(約15mm)切って二枚を合わせ、約5mmの立ち上がりを付けている。丸い竹の上下を四方に削り糸巻きの形を表した。金箔を施した上から複数の線彫りに依り糸を表現している。内側は黒漆に金箔。
煤竹の根本に近い部分を使用している。かなり肉厚の竹である。表面には彫刻に依り柔らかいタッチで布袋が描かれている。内側は透漆に銀箔。
側面は網代編み、口造りから内側に黒漆が非常に厚く施され、内側には二羽の鶴が螺鈿により描かれている。高台は竹の輪切りを使用、形、手触り、使い心地、全てにおいて完成された作品である。
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