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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

煤竹 置花籠 [55-039]

煤竹 置花籠
  • 横17cm×高さ19cm、口径12cm、底径9cm

3mmの煤竹を放射線状に組みながら編み上げる輪口編み(輪弧編み)を二重に重ね、中央の輪が底である。全体の三分の二位の所で上から竹を差し込みながら飾り模様とし、幅10mm程の竹を巻き皮籐で巻止めている。口造りは幅の細い竹と竹籤を皮籐で細かく巻止めている。底は高台を付け十字に力竹をいれ、強度としての役割も兼ね備えている。モダンな雰囲気が感じられ、部屋の飾りとして使用しても良い作品である。

煤竹 置花籠

松傘の絵香合 [35-015]

松傘の絵香合
  • 縦3.3cm×横6.5cm×厚さ1.8cm

松傘と松葉の彫刻をあしらった香合で、肉厚の煤竹を使用している。松傘の周りを削り松葉をあしらい立体感を出した香合である。松葉には金粉を、また内側には黒漆に金箔を施している。

松傘の絵香合 内側 松傘の絵香合 内側 松傘の絵香合 表面

徒然草 香合 [35-014]

徒然草 香合
  • 縦5.7cm×横3.2cm×厚さ2cm

和装本をイメージした香合で、肉厚の煤竹を使用している。彫刻により、全体を和装本として表現した香合である。内側には拭き漆と銀箔が施されている。

徒然草 香合 内側 徒然草 香合 内側
徒然草 香合 表面

砧 掛花籠 [60-008]

花籠
  • 横10.5cm×高さ20cm×奥行き11cm

根曲がり竹を使用し砧の形をアレンジして作られた作品で、煤竹 砧置花籠 [55-017]と同種の花籠である。底部分は約9cm四方、全体を菱四つ目編み、所々に石畳編みを入れ、口造りなどすべて根曲竹を使用した掛花籠である。

花籠 底
花籠
杜鵑草、金水引、シマアシ

アラベスク香合 [35-013]

アラベスク香合
  • 縦3.8cm×横6.8cm×厚さ2.5cm

肉厚の竹を使用し表面にアラベスク模様を彫刻した香合である。側面と内側は朱漆、側面には金箔を散らし、内側には銀箔を施している。アラベスク模様はイスラムモスクの壁面装飾に見られるイスラム美術の一つであるが、茶道具の装飾とした事でモダンな雰囲気となり遊びが感じられる。

アラベスク香合 内側 アラベスク香合 内側
アラベスク香合 表面 アラベスク香合 側面

花籠 [65-005]

花籠
  • 幅11cm×高さ26cm、口径8.5cm

磨きの竹を使用し全体を黒茶色に染め拭き漆を施した作品である。麻の葉編みを主体とし胴と首に変化をつけた細編みの花籠である。置籠を基本とするが掛籠としても使用できる。

花籠 側面
紫蘭、ガマズミ、都忘れ

手付炭斗 [51-002]

手付炭斗
  • 直径(最大幅)14.5cm×高さ16.5cm

磨きの竹を使用した煎茶用の炭斗で、全体を黒茶色に染め拭き漆を施し、内側には棕櫚毛(しゅろげ)を敷きその上に和紙が貼られている。底は鉄線編み、立ち上がりからは4~6本をまとめながら挿し竹を入れ、波のような編み方である。側面は網代編み、口造りと飾り手には皮籐による飾り結びが施されている。

手付炭斗 側面 手付炭斗 底

煤竹 手付置花籠 [55-038]

煤竹 手付置花籠
  • 縦13cm×横18cm×高さ31cm

予め底の大きさに竹を曲げ、2本取りの四つ目編みで底から立ち上げている。横の竹は胴の辺りで左右の竹を重ねるように差し込み、景色とした作品である。手の部分は両脇の竹を長くとり、底に差し込んで飾り手としている。

煤竹 手付置花籠 煤竹 手付置花籠 底

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