空齋竹工芸
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蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。
2006 年 7 月 31 日
煤竹の根本、もしくはその近辺を用いており、かなり肉厚の竹で制作した作品である。虫食いなどが景色となり面白みが感じられる。またとても使い勝手がよい。
2006 年 7 月 30 日
煤竹の節の部分を薄く(約15mm)切って二枚を合わせ、約5mmの立ち上がりを付けている。丸い竹の上下を四方に削り糸巻きの形を表した。金箔を施した上から複数の線彫りに依り糸を表現している。内側は黒漆に金箔。
煤竹の根本に近い部分を使用している。かなり肉厚の竹である。表面には彫刻に依り柔らかいタッチで布袋が描かれている。内側は透漆に銀箔。
細い煤竹の根本に近い部分を使用し、節と節との間隔は約50mmで蝉の形をしており程よい大きさである。羽や目などは細かい彫刻で表現している。内側は黒漆。
煤竹の濃淡を組み合わせた独特な模様の面白さがある網代編である。上下に竹縁が皮籐でしっかりと付けられている。底は少し幅のある竹で表皮を内側に出す枡網代編み、十文字に竹を渡し強度を出している。
火入れ、煙管などをセットし実際に茶事に使用した時のもの。
箱書きは数江瓢鮎子先生によるもの。
胴、蓋共に網代編み、回り全体を同じ網目模様で仕上げ、煤竹特有の縄目模様の濃淡も微かに伺える。腰回りに丸みを持たせた事により全体に柔らかさが感じられる作品である。蓋の摘みは煤竹の節の部分を薄く切断したものを使用している。
替え蓋を用い実際に茶事に使用した時の物である。
胴、蓋共に網代編み、側面は二種類の編み目により変化をつけ、煤竹の縄目による濃淡が微かに伺える。蓋の摘みは非常に細い煤竹の根本部分の節を縦割りにした物で、「H」の形に似ている。内側は何層もの黒漆が施され、実際に水を入れ使用することができる。
把手の位置から後手(うしろで)の急須である。胴は変わり網代編み、把手は非常に細い煤の根曲がり竹が用いられ、注ぎ口、蓋は捻り編みである。特に蓋は、摘みの部分を細く割り放射線状に広げその間を捻り編みしたものである。内部には黒漆が施され、煎茶用として実際に湯を注ぎ使用する事ができる。
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