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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

煤竹 手付置花籠 [55-021]

煤竹 手付置花籠

  • 横18cm×高さ42cm×口径12cm×高台径9cm

底から編み始め、まず放射線状に竹を重ね皮籐で三段程青海編みを入れ、立ち上がりから茣蓙目編みでふっくらと編み上げている。飾り手には煤の篠竹を、口造り、高台には根曲がり竹を用いており、どちらも皮籐で細かく巻きながら飾りを施し留めている。上部に根曲がり竹で輪を2本付け、その間には藤蔓の飾り結びが施されている。表面は拭き漆で艶を出し繊細の中に素朴さも感じられる作品である。

側面と持ち手 底部分

チューリップ、ガーベラ、アストロメリア、玉羊歯、アジアンタム 蝋梅、ガーベラ、千両、緑の葉
左/チューリップ、ガーベラ、アストロメリア、玉羊歯、アジアンタム
右/蝋梅、ガーベラ、千両、緑の葉

一重切花入 [66-005]

一重切花入

  • 口径8.5cm×高さ43cm

年月をかけ充分に乾燥した晒し竹である。下方部分に細かい根の跡が見られる事から、根元に近い部分を用いて作られた作品である。かなり肉厚の竹で16~18mm程で、正面中央の割れは表面だけであり、この割れを景色として取り入れた花入れである。

一重切花入 背面 一重切花入 正面中央部分 一重切花入 正面下方部分

一重切花入
初嵐、赤侘助、芽吹き雪柳

煤竹櫛目編 置花籠 [55-018]

煤竹櫛目編 置花籠

  • 縦13.5cm×横13.5cm×高さ24cm

煤竹を使用している。煤竹の縄目による色の濃淡や節を規則的に並べる事でアクセントとし、モダンな雰囲気が感じられる。予め底の形に折り曲げた竹を並べて皮籐で留め、2組を重ね合わせて底を作る。口造りについては、縦に並んだ竹を内と外から根曲竹で挟み、その上から細く割った根曲竹で巻いている。

煤竹櫛目編 置花籠 口造り 煤竹櫛目編 置花籠 下部分 煤竹櫛目編 置花籠

煤竹櫛目編 置花籠
紫蘭、升麻、縞葦

掛花籠 [60-004]

掛花籠

  • 高さ13cm×横23cm×奥行9cm

根曲がり竹を使用し、箱枕の形をアレンジして作られた作品である。底部分は20mm程の四つ目編み、立ち上がり部分から木型を入れ、途中に石畳編みを幾つか入れながら、それに合わせる様に編み進めている。肩の部分で木型を外し、前後、左右の竹を中心に集め、丸くござ編み5段を施し口造り部分を形成している。籠全体を染料で染め、漆を施す事により煤竹の風合いを大変良く醸し出している。

掛花籠 底部分 掛花籠 口造り 石畳編み

掛花籠 オダマキ、ナルコユリ
苧環・鳴子百合

竹花入 [66-004]

竹花入

  • 横11.5cm×高さ15cm 口径9cm

竹の根元部分を使用して作られた花入れである。この部分は節と節との間隔が非常に短く、また肉厚である。内側と底には黒漆が施されている。

竹花入 底部分 竹花入 根元部分

竹花入
卜半・日向水木

手付置花籠 [55-016]

手付置花籠

  • 口径(最大幅)21cm×高さ22.5cm

幅のある磨きの竹を使用。六つ目編みの一つを底とし、ざっくりと編み上げた籠である。壺や花瓶を飾る感覚で玄関や居間などに飾っても良い。

手付置花籠 手付置花籠 側面 手付置花籠

手付置花籠
梅・菜の花

煤竹 一重切花入 [61-007]

煤竹 一重切花入

  • 口径4cm×長さ35cm
  • 銘「福禄寿」

煤竹特有の色による濃淡が表面に現れているやや小振りの作品である。

福禄寿とは七福神の一、短身、長頭で、髭が多く、経巻を結びつけた杖を携え、多くは鶴を従えているらしい。竹の曲がり具合や色の感じから、その雰囲気が伝わってくる。

煤竹 一重切花入
椿(白)

煤竹 一重切花入 [61-006]

煤竹 一重切花入

  • 長さ30.3cm(一尺) 径5cm 4.3cm

煤竹特有の色による濃淡が表面に現れているやや小振りの作品である。棚に置いてもよいが、安定性を考慮すると掛け花入れとして使用した方が良いようである。

煤竹 一重切花入 煤竹 一重切花入
左:初雁/右:胡蝶侘助

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