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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

煤竹二重編 掛花籠 [60-009]

煤竹二重編 掛花籠
  • 口径14.5cm×高さ17cm

一本の竹から二重に籠を重ねた斬新なデザイン。繊細かつ高度な技術から生まれた作品である。直径約5cmの煤竹を18等分し、更にそれぞれを4当分した竹をかわ(表面)とみ(内側)に分ける。みの部分で内側を編み、その周りを覆うようにかわの部分で外側を編み上げる。表面には煤の竹籤をカーブを付け編み進め動きのある飾りとなっている。口造りは、編み地を幅8mm程の根曲がり竹煤で外と内側から挟み、皮籐で細かく飾りを付けながら巻き留めている。花を生ける時は掛けた方が安定は良いが、置籠として部屋に飾るのもお薦めである。

煤竹二重編 掛花籠 煤竹二重編 掛花籠 煤竹二重編 掛花籠 煤竹二重編 掛花籠 底
煤竹二重編 掛花籠
靫草、水引草、半夏生

鶴首煤竹花入 [66-006]

鶴首煤竹花入
  • 横4.8cm×長さ38cm

少し細めの煤竹を使用し、窓を長く切り、内側に朱漆を施した花入れである。鶴首竹花入 [66-003]と同種同型の作品。

鶴首煤竹花入

煤竹 置花籠 [55-039]

煤竹 置花籠
  • 横17cm×高さ19cm、口径12cm、底径9cm

3mmの煤竹を放射線状に組みながら編み上げる輪口編み(輪弧編み)を二重に重ね、中央の輪が底である。全体の三分の二位の所で上から竹を差し込みながら飾り模様とし、幅10mm程の竹を巻き皮籐で巻止めている。口造りは幅の細い竹と竹籤を皮籐で細かく巻止めている。底は高台を付け十字に力竹をいれ、強度としての役割も兼ね備えている。モダンな雰囲気が感じられ、部屋の飾りとして使用しても良い作品である。

煤竹 置花籠

砧 掛花籠 [60-008]

花籠
  • 横10.5cm×高さ20cm×奥行き11cm

根曲がり竹を使用し砧の形をアレンジして作られた作品で、煤竹 砧置花籠 [55-017]と同種の花籠である。底部分は約9cm四方、全体を菱四つ目編み、所々に石畳編みを入れ、口造りなどすべて根曲竹を使用した掛花籠である。

花籠 底
花籠
杜鵑草、金水引、シマアシ

花籠 [65-005]

花籠
  • 幅11cm×高さ26cm、口径8.5cm

磨きの竹を使用し全体を黒茶色に染め拭き漆を施した作品である。麻の葉編みを主体とし胴と首に変化をつけた細編みの花籠である。置籠を基本とするが掛籠としても使用できる。

花籠 側面
紫蘭、ガマズミ、都忘れ

煤竹 手付置花籠 [55-038]

煤竹 手付置花籠
  • 縦13cm×横18cm×高さ31cm

予め底の大きさに竹を曲げ、2本取りの四つ目編みで底から立ち上げている。横の竹は胴の辺りで左右の竹を重ねるように差し込み、景色とした作品である。手の部分は両脇の竹を長くとり、底に差し込んで飾り手としている。

煤竹 手付置花籠 煤竹 手付置花籠 底

掛花籠 [60-007]

掛花籠
  • 高さ22.5cm、口径8cm、底の径6.5cm

根曲がり竹を使用し六つ目編みから編み出し、立ち上がりから菱四つ目編みで編み上げ胴の部分に所々に石畳編みを施した作品である。口造りや首の飾りなどすべて根曲竹を使用した掛花籠である。

煤竹透 手付置花籠 [55-036]

煤竹透 手付置花籠

  • 横13cm×高さ20.5cm×全長32.5cm×口径7.5cm

煤竹の特色、色の濃淡を生かした花籠である。本体は幅3mmと7mmの煤竹を使用した透かし網代編みで、約8cm四方の底より編み上げられている。底から約8cmまでの側面は網代編み、続いて幅約1cmの竹籤でアクセントを入れ編み上げている。縦の竹を口造りでまとめ、根曲がり竹の縁で内側と外側とで挟み、細い根曲がり竹で巻き留めている。細い2本の煤竹を側面に差し込み皮籐で留め、飾り手としている。

煤竹透 手付置花籠 側面 煤竹透 手付置花籠 底
バラ 撫子、小判草、アスチルベ
左:薔薇/右:撫子、小判草、アスチルベ

Susudake Sukashi Hanakago(Flower basket)

  • D.13cm x H.20.5cm x W.32.5cm, Caliber.7.5cm

This Hanakago(flower basket) have a characteristic tone of Susudake. The body was plaited with about 3mm and 7mm Susudake by twill plaiting. It starts from an about 8cm square base. There is an ornament of thin split rattan lines on the side of the body, about 8cm above the bottom, which was made by twill plaiting. All vertical lines of Susudake are joined to the lid of Nemagaridake. After that, it was fixed with another thin Nemagaridake. The Handle consists of two splitted rattan lines.

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