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空齋竹工芸

蛤谷空齋がこれまでに制作した、竹工芸作品の紹介です。

煤竹櫛目編 置花籠 [55-018]

煤竹櫛目編 置花籠

  • 縦13.5cm×横13.5cm×高さ24cm

煤竹を使用している。煤竹の縄目による色の濃淡や節を規則的に並べる事でアクセントとし、モダンな雰囲気が感じられる。予め底の形に折り曲げた竹を並べて皮籐で留め、2組を重ね合わせて底を作る。口造りについては、縦に並んだ竹を内と外から根曲竹で挟み、その上から細く割った根曲竹で巻いている。

煤竹櫛目編 置花籠 口造り 煤竹櫛目編 置花籠 下部分 煤竹櫛目編 置花籠

煤竹櫛目編 置花籠
紫蘭、升麻、縞葦

煤竹網代 手付丸盆 [40-004]

煤竹網代 手付丸盆

  • 径25.5cm×高さ25.5cm

煤竹を使用し、縄目模様による煤竹特有の濃淡を取り入れた枡網代編みである。縁の部分は細い柾割の煤竹を幅10mm程に並べ、皮籐で飾りを施しながら巻いている。手の部分は細い2本の煤竹を用いており、端を底の裏に差し込み留めている。底の裏全体に黒漆が塗られている。

煤竹網代 手付丸盆 横 煤竹網代 手付丸盆 裏底部分

兜虫香合 [35-007]

兜虫香合

煤竹を使用し、竹の節から伸びた枝を、カブトムシの角に見立て制作した作品である。端午の節句にはぴったりの香合である。

煤竹 砧置花籠 [55-017]

煤竹 砧置花籠

中国の龍泉窯青磁の一種「砧青磁」をとらえて煤竹で造られた籠である。四つ目編みで底部分を、立ち上がりから首までをざっくりと編み、首の部分は竹の半分を使い編み上げ、残りの竹は胴の部分へ流す様に差し込み留めている。口造りは共の煤竹で細かく巻きながらボリュームを出し仕上げられている。

筍香合 [35-006]

筍香合

  • 縦7.6cm×横2.8cm×厚さ2.8cm

細い煤竹の根本に近い部分を使用した75mm程の香合で、彫刻により筍を表現した作品である。かなり肉厚の竹であり、内側には漆が施されその上から銀箔が貼られている。

筍香合 筍香合 開けた状態 筍香合

煤竹 一重切花入 [61-007]

煤竹 一重切花入

  • 口径4cm×長さ35cm
  • 銘「福禄寿」

煤竹特有の色による濃淡が表面に現れているやや小振りの作品である。

福禄寿とは七福神の一、短身、長頭で、髭が多く、経巻を結びつけた杖を携え、多くは鶴を従えているらしい。竹の曲がり具合や色の感じから、その雰囲気が伝わってくる。

煤竹 一重切花入
椿(白)

煤竹網代 手付四方盆 [40-003]

煤竹網代 手付四方盆

  • 縦19cm×横21.5cm×高さ12cm

煤竹を使用し、底部分を枡網代編みで編み、その後それぞれの立ち上がり部分を四方へ編み進めたものである。底部分の四辺から立ち上がりにかけ、幅10mm程の竹を当てがい、外側と内側とで編み地を挟み籐皮で留めている。縁も同様に編み地を挟み、こちらは籐皮で細かく巻きながら飾りを施し留めている。手の部分は煤根曲がり竹を使用し、籐皮を飾り手に絡ませながら細かい飾りを施し両脇で留めている。内側には二色の漆を何層にも重ねて塗り、研ぎ出しによる模様を施している作品である。

煤竹網代 手付四方盆 斜めから 煤竹網代 手付四方盆 裏底部分

煤竹 通筒 [80-001]

煤竹 通筒(かよいづつ)

切り花を持ち運び移動する時に使用する為の筒である。水屋に置き準備した花を入れておくにも良い。筒には煤竹を、提げ手には根曲がり竹を使用し、上下に巻いている皮籐により固定している。

雰囲気を紹介する為に花を生け撮影してみたが、床の間で花入として使用しても良いのではないかと思う。

  • 横10cm×長さ45cm 口径6cm

煤竹 通筒(かよいづつ) 梅・椿(白)
梅・椿(白)

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